細い眉毛で失格。

某地方の中学柔道大会での話。
ルールで決まっているのならしかたがない。
しかし、柔道ではなくJUDOになり、青い道着を
つけるようになってまで、国際化といって、
黙ってついていくのは、どうなんだろう。
白い道着は、文化ではなかったのか。柔道は
勝負よりも大切にしてきたものが、なかった
のだろうか。オリンピック種目になった時から、
いや、その前から、勝負に価値をみいだした
時点から、柔道は道ではなく、単なるスポーツ
になっていったのだろう。多くの人が触れるこ
とが出来るようにはなったが、スポーツとして
の明解さと引きかえに精神を失っていったのだろ
う。今の柔道大会は、巨大なモンスター同士の
格闘技であり、ひたすらポイントを狙っていく
あさましい見せ物のような気がしてならない。

朝顔市で買ったアサガオがある。葉はふ入りで
日向においておいたら、しおれて来たので水を
やった。なんと1時間程で、葉が元どおりになっ
たではないか。子供の頃、夏休みの課題に朝顔
の種をくばられた。植えて毎日水をやり観察し
た。細かいことは覚えていないけど、あっとい
いまに大きくなって、花がさいた。考えてみる
と生命って、すごいことだね。あの小さな種が
根を出し、水や養分を探しだして、茎や葉をつ
けて光合成の舞台を用意する。子孫もつくる。
こんなことが、ただの偶然で起こったなんて、
どうしても信じられなかったとしても、その
気持はわかるよね。地球をバレーボールの大き
さにすると、大気圏は、このボールに水をかけ
て出来たうすい膜くらいになる。こんなわずか
なスペースにこれだけの生命圏が宿る。神は偉
大だといいたくなるが、その神はいないんだか
ら、もっと神秘的な話だよね。